

「雑誌盆栽」より水石文化について
小林憲雄氏の「雑誌盆栽」より水石のコラムを転載させていただきます ”何の変哲もない、石を見ているのは側から見れば可笑しくもあろう。 然し石に心を澄まし得る境地に入り得た人こそ大悟の達人であろう。 石と一言に云うても卑俗醜怪なものに興味を覚えるのは又其人の心底の醜怪を現すもの...


水石の愉しみ方(四) 遠山石
水石を代表する遠山石は山水景石において基本的な形状であり、遠い山容を連想させるもので、水石界ではしばしば「遠山に始まり、遠山に終わる」と、言われます。 遠山石は初心者の方にもわかりやすく、水石趣味に入りやすいものです。そして、次には溜りや島形なども欲しくなり、さらに趣味が昴...


水石の愉しみ方(三) 水石の産地
水石の産地とはその水石があった川や山の事です。川の名前が多くついています。 川には石が多くあるので当然といえば当然です。 逆に海の石は固くないためにあまり水石としては適さないようです。また火山石(軽石)のような石も水石として適しません。...


水石鑑賞の歴史
私は盆栽の古い本を眺めるのが好きで、雑誌「盆栽」の古いものをよく見ております。 今で言えばコラムのような記事が特に好きで、その中から水石の記事を転載させていただきます。 昭和初めの冊子からの転載のため、難しい文章となっていますが、それも面白いと思うのでそのまま転載いたします...


水石を愉しむ会 を発足しました!
水石を愉しむ会を立ち上げた理由は、石の魅力というものがもっと世の中に広まってほしいという思いから始めました。その第一歩としてホームページ、ブログを始めました


水石の愉しみ方(二) 時代がつくとは?(養石)
新しい石(川から採取したばかり)ではどんなに形・色・質の三大要素が素晴らしくても名石とはなりません。盆栽と同じように長い年月をかけて丹精しなければなりません。 というのは、古びた趣(時代・持ち込み・古色といいます)が必要です。そのためには、「養石」という作業をおこないます。...


水石の愉しみ方(一)名石の条件
水石の愉しみ方には一定の条件というものがあり、すなわち「形・質・色」と言われています。 その三つの条件が当てはまるものが一般に良い水石と言われるようです。 「形」とは・・・昨日のブログで書きました「遠山石」や「滝石」のほかに、「島形石」、「土坡」、「段石」、「茅舎石」、「溜...